一緒に考え、万が一の際の対策をしておこう…共働き家庭が備えたいリスク
共働き家庭は家計を2人で支えるため、一方に万が一のことがあっても収入が0になることはないものの、いざというときにお互いを補い合えるようにしておくことが重要です。共働き家庭にどのようなリスクがあるのかを確認し、お互いの保険について考えてみましょう。
共働きが備えておきたい3つのリスク
万が一死亡した場合、家族の生活費や子どもの教育費が不足する
- 配偶者が死亡すると、遺された家族の生活費や子どもの教育費が不足する可能性が高くなります。特に遺された側に十分な収入がない場合は、遺族年金だけでは賄えないことも多いので注意が必要です。また、見落としがちですがまとまったお金がいる葬儀代や墓石代も必要になります。
病気やケガで長期間働けなくなることで世帯収入が下がる
- 共働き家庭の場合、どちらが病気やケガをして働けなくなったとしても入院費や手術代といった治療費がかかる上に、働けない期間分の世帯収入も減少するため、生活が厳しくなる可能性が高くなります。また、後遺症などで介護が必要になった場合、公的介護保険を利用できる人は限られているため、自己負担が大きくなることもあります。
貯蓄が少ない/子どもの教育費がかかる時期に急な入院や手術をする
- 共働き家庭の貯蓄がまだ少なかったり、子どもの教育費の準備が必要になる子育て世代の場合、急な病気やケガによる医療費が家計の負担になります。医療費のほかに療養時の看護で配偶者の収入が下がったり、1人では賄いきれない家事や育児サービスの使用で思わぬ出費がかさみ、大事な貯蓄を取り崩すことになる可能性があります。