頭金・金利・返済期間の3ポイントで買える額を知ろう
家を購入しようと思ったときに、気になるのは「いくらの物件なら買えるのか?」ということでしょう。まずは自分たちが購入できる物件の価格(=買える金額)を「頭金」「金利」「返済期間」の3つのポイントから考えていきます。
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頭金
住宅ローンの返済額に大きく影響を与えるのが「頭金」です。頭金とは、住宅価格のうち自己資金から出すお金のことで、頭金が多いほど住宅ローンの借入額を減らせるため、毎月の返済額を低くおさえることができます。
マンションの予算を考えるときには、自分の場合はいくら頭金が準備できるのかを考えてみましょう。 -
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住宅ローンの適用金利
住宅ローンは、適用金利によって返済額が大きく変化します。同じ年収で同じ借入額でも適用される金利が高ければ返済額は高くなり、金利が低ければ返済額は低くなります。
住宅ローンの金利は、その時の景気だけでなく、借入先の銀行や借り方(固定金利か変動金利か)などによっても変わるため、自分が実際に借りるときの金利と大きく差がないかを確認し、返済額が無理のない金額に収まるように注意しましょう。 -
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住宅ローンの返済期間
住宅ローンの毎月返済額は返済期間にも大きく左右され、同じ金額を借りる場合でも、長く借りれば毎月の返済額は低くなり、短くすれば高くなります。
住宅ローンの返済に無理がないようにするために、例えば会社員の場合は住宅ローンの返済期間を「マンション購入時の本人の年齢~定年までの年数」で考えるなど、返済期間を「住宅ローンを借りるときの年齢~安定して収入が入る年齢まで」に設定することが大切です。
住宅購入の予算目安を知る手順
家を買った後に後悔しないためには、頭金や金利、借入期間などの個々の状況を考慮しつつ、住宅ローンの返済額を無理なく返せる金額におさえることが重要です。
そのため、これから住宅を購入予定の人は、以下の手順で頭金や金利、返済条件などの条件を実際の自分のケースに合った数字を当てはめて計算し、予算内に収まっているかどうかを確認してから購入するといいでしょう。
(1)年収の20%~25%を計算し、無理のない住宅ローン返済額(年額)を知る
(2)上記で出た住宅ローン返済額をもとに、住宅ローンの借入額の目安を試算する
※試算の際は、自分が想定している金利(時期や借り方による)および返済期間(借入時~定年までの年数が基本となる)を設定する
(3)「準備できる頭金+上記で算出した住宅ローンの借入額」が無理なく買えるマンションの予算目安となる