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50代の保険は必要?どう選ぶ?50代は老後を視野に入れつつ、
生活環境の変化に見直しを

50代はライフスタイルの変化が大きい年代。50代の保険加入率や
平均保険料をチェックしつつ、この年代で備えておきたいリスクや
選び方など、保険のお悩みについて解説します。

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子どもも独立、定年まであと少し…

50代の保険はどうする?保険に関する疑問にお答えします

50代での保険の必要性と平均保険料

50代になったらもう保険は不要では?と感じる人も多いと思いますが、実は50代は定年を間近に迎え、健康リスクもさらに高まる年代。そう考えるとより一層何かあった時に備えておく必要性は高そうです。

50代の生命保険や医療保険の加入率※は男性が79.2%、女性が80.2%となっており、男女ともに約8割の人が将来起こりうる病気やケガ、死亡のリスクに備えていることがわかります。

※公的医療保険以外の民間の生命保険会社や郵便局、JA(農協)、生協・全労働で取り扱っている生命保険や生命共済、医療保険の加入率

50代の生命保険や医療保険の加入率

出典:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」
https://www.jili.or.jp/files/research/chousa/pdf/r1/2019honshi_all.pdf

50代の平均保険料を見てみると、月間払込保険料は男性が24,417円、女性が17,167円が平均値となっています。
この年代は特定疾病保障保険・特定疾病保障特約の加入率が男性が85.6%、女性が77.1%(全生保※/民保の合算)と高いため、保険料も他の年代より上乗せされていると考えられます。

※全生保は民保(かんぽ生命を含む)、簡保、JA、県民共済・生協等の計

50代男性50代女性
年間払込保険料の平均293,000円206,000円
月間払込保険料の平均24,417円17,167円

出典:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」
https://www.jili.or.jp/files/research/chousa/pdf/r1/2019honshi_all.pdf

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がんなどの病気や介護を見据えたい…50代が備えたいリスク

そろそろ子どもも独立し始め、定年後のセカンドライフも考え出す50代。まだまだ現役と言いたいところですが、実は50歳以降に病気や怪我のリスクは一気に高まります。

50代の入院理由

厚生労働省のデータでは、50代の入院理由は男性女性とも認知症やパーキンソン病などが含まれる「精神および行動の障害」が1位。男性は心疾患や脳血管疾患などの「循環器系の疾患」やがんなどの「新生物」のリスクが40代に比べて2倍以上になり、女性もがん(新生物)と循環器系の疾患が増加します。

男性の入院理由
順位傷病の種類人数
(千人)
1精神および行動の障害22.5
2循環器系の疾患8
3新生物<腫瘍>6.6
4損傷,中毒およびその他の外因の影響4.5
5神経系の疾患4.4
女性の入院理由
順位傷病の種類人数
(千人)
1精神および行動の障害17.2
2新生物<腫瘍>6.6
3循環器系の疾患3.6
4神経系の疾患3.6
5筋骨格および結合組織の疾患2.7

出典:厚生労働省「患者調査」平成29年度(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/dl/kanja.pdf

50代の死因

50代の死因の上位は一般的に「がん」と言われる悪性新生物<腫瘍>となっています。男女とも生活習慣病が引き起こす心疾患や脳血管疾患なども上位となっており、日常的に健康に注意する必要があります。

男性の死因女性の死因
悪性新生物<腫瘍>悪性新生物<腫瘍>
心疾患脳血管疾患
脳血管疾患心疾患
肝疾患不慮の事故

出典:厚生労働省「人口動態統計 年報」平成29年度(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai17/dl/h7.pdf
※上記資料をもとに上位の死因をまとめています。

若い頃は保険の安さで保険を選んでいた人も多いでしょうが、50代からは生活習慣病や三大疾病(がん・脳血管疾患・心疾患)などの大きな病気のリスクが増加。また親の介護が始まったり、思いがけず自分自身が介護を必要とすることもあるため、料金だけではなく保障内容をよく比較して保険を選んだり、見直したりする必要があります。

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どう選ぶ?50代での保険の見直し方・選び方のポイント

子どもの独立や定年後を見据えた老後資金の準備など、50代は大きくライフスタイルが変化する年代です。
人生100年時代、寿命を100歳と設定するなら50代は折り返し地点。先にお金が尽きてしまった…なんてことのないように、このタイミングで保険の見直しをしておくといいでしょう。

50代の保険選びの3つのポイント

  1. 病気のリスクに備え、医療やがんへの保障を重視

    病気のリスクに備え、医療やがんへの保障を重視
    • 50代から一気にリスクが高まる、がんなどの生活習慣病への保障を重点的に
    • 保険料の支払い期間に注意。保険料を老後も支払い続けられるのか確認しよう
    • 新規契約には健康状態の告知が必要。年齢が上がれば保険料も高くなるため、早めに検討を
  2. 介護や死亡のリスクを考えつつ、適宜保障内容の見直しを

    介護や死亡のリスクを考えつつ、適宜保障内容の見直しを
    • 高額の死亡保障を設定している場合、子どもの独立のタイミングで保障内容の見直しを
    • 一つの契約で夫婦2人分を保障する「夫婦型(配偶者型)」の保険の場合、契約者が先に死亡すると残された配偶者が保障外になることも。
    • 期間の終了で特約部分の医療保障などが切れる保険もあるので注意。多少金銭的余裕があるなら、現役世代のうちに介護保険の検討も
  3. 老後に向け、リスクに備えながら資産形成できる保険も検討を

    老後に向け、リスクに備えながら資産形成できる保険も検討を
    • 病気や怪我のリスクにも備えつつ貯蓄性のある終身保険や個人年金保険、投資信託のような変額保険なども検討し、老後資金の形成を視野に
    • 外貨建て個人年金や変額保険は変動リスクがあるため、自身のライフプランから老後にいくら必要なのかを考えて対応を
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独身・夫婦・子どもの独立…ライフステージ別の保険の選び方

50代の保険の選び方は、ライフステージによって大きく変わってきます。自身の状況に合わせて必要な保障内容をチェックし、増えていく病気やケガに備えて保険の見直しや新規加入を検討しつつ、老後に向けた生活設計を具体的に考えていきましょう。

  • 独身の場合

    独身の場合

    独身の場合、今後さらにリスクが高まるがんなどの生活習慣病に確実に備えるために、医療保険とがん保険は一生涯保険が続くタイプがおすすめ。また、老後の資産形成に向けて計画的な積立や投資にも保険を活用するとより安心です。終身保険や個人年金保険、または投資性のある変額保険なども活用すれば、保障と同時に老後の資産形成も可能になります。

    入っておきたい保険

    一生涯タイプの医療保険/がん保険、貯蓄性のある死亡保険、個人年金保険

  • 夫婦の場合

    夫婦の場合

    50代夫婦のみでの場合、保険選びはまず二人の生活を守ることと老後に向けた必要保障の確保を目的に選びましょう。生活習慣病に備えて、終身タイプの医療保険やがん保険がおすすめですが、将来的にも保険料の支払いが続くものについては、その支払いが問題なく行えるかも考えましょう。また、老後の資産形成を計画的に行うため、余裕があれば終身保険や個人年金保険、変額保険などの活用も検討するといいでしょう。

    入っておきたい保険

    終身タイプの医療保険/がん保険、貯蓄性のある死亡保険、個人年金保険

  • 子どもがいる場合

    子どもがいる場合

    まだ独立していない子どもがいる場合、まずは父母に万が一のことがあった時に子どもの生活費や教育費の確保を最優先し、死亡保険に加入しておくといいでしょう。子どもが独立したら死亡保険の補償額を見直し、その分を老後の資産形成に回すのがおすすめです。死亡保険以外には生活習慣病に備えて終身タイプの医療保険やがん保険を確保し、多少余裕があれば貯蓄性のある終身保険や個人年金保険、投資信託のような変額保険なども検討するといいでしょう。

    入っておきたい保険

    終身タイプの医療保険/がん保険、貯蓄性のある死亡保険、個人年金保険

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50代の保険選びのまとめ

50代になったら、健康や老後に不安を感じる方も少なくないでしょう。病気になったとしても安心して治療に臨めるよう、医療保険やがん保険への加入や、保障内容の見直しが大切です、また、ライフステージが変われば、必要な保証は変わります。この機会に保障内容をチェックし、保険の見直しや新規加入を検討するとよいでしょう。

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