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20代の保険は必要?どう選ぶ?アクティブで今を重視しがちな20代は
交通事故やケガによる入院や死亡に備えて

20代は社会人となる人も多く、やるべきことが増えつつも気力・体力に自信のある年代。20代の保険加入率や平均保険料をチェックしつつ、この年代で備えておきたいリスクや選び方など、保険のお悩みについて解説します。

20代の保険は必要?どう選ぶ?アクティブで将来よりも今を重視しがちな20代は、交通事故やケガによる入院や死亡に備えて
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若くて元気に溢れ、やりたいこともいっぱい…

将来のリスクに
目を向けにくい年代、
20代の保険はどうする?
保険に関する疑問にお答えします

20代での保険の必要性と平均保険料

社会人になり、初めて親元を離れる人も多い20代。病気の不安も少なく、他にお金を使いたいと思うこの年代に保険は必要?と思うかもしれませんが、アクティブなだけにケガや不慮の事故などに備えておく必要性は高そうです。

20代の生命保険や医療保険の加入率※は男性が46.8%、女性が52.8%となっており、約半数の人が将来起こりうる病気やケガ、死亡のリスクに備えていることがわかります。

※公的医療保険以外の民間の生命保険会社や郵便局、JA(農協)、生協・全労済で取り扱っている生命保険や生命共済、医療保険の加入率

20代の生命保険や医療保険の加入率

出典:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」
https://www.jili.or.jp/files/research/chousa/pdf/r1/2019honshi_all.pdf

20代の平均保険料を見てみると、月間払込保険料は男性が12,250円、女性は9,500円が平均値となっています。この年代は「将来より現在の生活が大切だから生活設計を立てていない」、「想定される将来のライフイベント」に「趣味の充実」を挙げている人が他の年代に比べて高く、まだ自分の将来のリスクよりは今の生活について考えている人が多そうです。

※全生保は民保(かんぽ生命を含む)、簡保、JA、県民共済・生協等の計

20代男性20代女性
年間払込保険料の平均147,000円114,000円
月間払込保険料の平均12,250円9,500円

出典:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」
https://www.jili.or.jp/files/research/chousa/pdf/r1/2019honshi_all.pdf

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メンタル疾患やケガが多く、
若くても女性はがんの心配も…
20代が備えたいリスク

新生活が始まり、覚えることややりたいことも多い20代。使えるお金も限られていることもあって将来の不安やリスクよりも現在に目を向けがちですが、やはり保険料が安い段階で将来の安心に向けたリスク対策を取っておきたいところです。

20代の入院理由

厚生労働省のデータでは、20代男性の入院理由1位は「精神および行動の障害」です。どの年代でも上位の入院理由ですが、20代は就職などの緊張や環境の変化などが影響していることも考えられます。また2位の「損傷、中毒およびその他の外因の影響」はこれは主に「ケガなど」のことで、他の年代よりもこの順位が高いのが20代男性の特徴です。女性は「妊娠,分娩および産じょく」が1位で、男性の入院理由とは別に「健康状態に影響を及ぼす要因および保健サービスの利用」が3位となります。

男性の入院理由
順位傷病の種類人数
(千人)
1精神および行動の障害2.7
2損傷、中毒およびその他の外因の影響1.6
3神経系の疾患1.4
4消化器系の疾患0.8
5呼吸器系の疾患0.6
女性の入院理由
順位傷病の種類人数
(千人)
1妊娠、分娩および産じょく6
2精神および行動の障害2.9
3神経系の疾患1
4健康状態に影響を及ぼす要因および
保健サービスの利用
1
5新生物<腫瘍>0.7

出典:厚生労働省「患者調査」平成29年度(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/dl/kanja.pdf

20代の死因

20代は男性の不慮の事故による死因が高く、女性は若い世代でも「悪性新生物(がん)」による死亡比率が高いので、若いから大丈夫と安心せず注意が必要です。

男性の死因女性の死因
不慮の事故悪性新生物<腫瘍>
悪性新生物<腫瘍>不慮の事故
心疾患心疾患
脳血管疾患脳血管疾患

出典:厚生労働省「人口動態統計 年報」平成29年度(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai17/dl/h7.pdf
※上記資料をもとに上位の死因をまとめています。

社会人になった際に会社の勧めで保険に入ったり、知識がないからとよく選ばずに保険を決めた人も多いでしょうが、20代はメンタル疾患やケガのリスクがあります。女性は妊娠・出産する人も多く、妊娠中は加入できない保険などもありますし、若いうちに保険に入った方が支払う保険料の総額が安くなるという面もありますので、保障内容をよく比較して保険の選択を行うといいでしょう。

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どう選ぶ?20代での保険の見直し方・選び方のポイント

20代は気力体力に溢れてやりたいことも多く、なかなか自分の将来について思い至りませんが、まだ収入や貯金額も低めで、もし病気やケガをした時の医療費が負担になりやすい時期です。自分に万が一のことがあった場合を想定して保険の加入を検討しておくことをおすすめします。

20代の保険選びの3つのポイント

  1. 追加や変更がしやすい保険を中心に、まずは必要最低限の保障を確保

    追加や変更がしやすい保険を中心に、まずは必要最低限の保障を確保
    • まだ貯蓄が十分ではない人が多いため、最初に病気やケガによる入院・手術に備える医療保険の検討・確保を
    • 公的制度を前提にしつつも、就業不能保険で万が一働けなくなったときの収入減のリスクを軽減
    • 妊娠中では加入できない保険も。妊娠・出産を考えている女性は早めに女性疾病に備えた医療保障を確保
  2. ライフステージの変化に合わせて、保障内容の検討・見直しを

    病気のリスクに備え、医療やがんへの保障を重視
    • 独身のうちは公的制度で賄えない分だけを用意。掛け捨ての医療保険や最低限の死亡保険を準備
    • 結婚したら保険は家族の生活を守ることを目的に、医療保険や就業不能保険を中心に必要保障を確保
    • 子どもが生まれたら入院した時の家事・育児費用の想定や学資保険、万が一の時の死亡保険を検討
  3. 余裕があれば早いうちから将来に備えて資産形成を検討する

    働けなくなった場合や死亡のリスクを考え、必要な保障を検討
    • 貯蓄が苦手なら、早期解約してしまわない金額の範囲で積立保険を活用し、貯蓄しつつ税制優遇を
    • 早期加入すると掛金の負担が軽減できるため、少しゆとりがあれば将来に向けて個人年金保険や終身保険を検討
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独身・夫婦・子どもの独立…ライフステージ別の保険の選び方

20代の保険の選び方は、ライフステージによって大きく変わってきます。自身や家族の状況に合わせて必要な保障内容をチェックし、増えていく病気や万が一の時に備えて保険の見直しや新規加入を検討しつつ、今後の生活設計を具体的に考えていきましょう。

  • 独身の場合

    独身の場合

    独身の場合は、まず最低限の保障を確保することを念頭に。男性は病気やケガに備えるため、まずは医療保険を確保し、死亡保険は保険料の安い掛け捨て型で、少額保障を中心に考えるといいでしょう。女性は結婚や出産に備えて、医療保険をなるべく早めに確保するのがおすすめです。

    入っておきたい保険

    医療保険、 少額の死亡保険

  • 夫婦の場合

    夫婦の場合

    20代夫婦のみの場合、夫婦の働き方で選ぶ保険が異なります。共働きの場合、どちらか一方の入院・手術による治療費や収入減を補うために最低限の医療保険や就業不能保険を用意しておくのがおすすめです。一方が専業主婦(主夫)の場合、まず働き手に何かあった場合に備え医療保険と就業不能保険を確保し、残された家族が困らない程度の死亡保険も用意しておきたいところです。また、どちらとも今後子どもが産まれる時のことを想定し、女性向けの医療保険を早めに確保するといいでしょう。

    入っておきたい保険

    医療保険、 就業不能保険、 死亡保険

  • 子どもがいる場合

    子どもがいる場合

    子どもが産まれたばかりという人も多い20代。子どもが小さいほど高額な死亡保障が必要となりますが、身近に子どもや家族のサポートをしてくれる人がいるかどうかなどでも必要額は変わってくるので、実際に必要な保障額を計算して保険を選ぶことが大切です。子どもができる前に既に死亡保険に入っていたという人は死亡保険の必要補償額を見直したり、収入保障保険を組み合わせて保険料を抑えることも有効です。また、死亡よりも働けなくなるリスクの方が高いため、就業不能保険も確保しましょう。できれば子どもの将来のために学資保険も準備しておきたいところです。

    入っておきたい保険

    医療保険、 就業不能保険、 高額の死亡保険、 学資保険

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20代の保険選びのまとめ

20代はライフスタイルに幅がある年代です。病気になったとしても自分や家族の今後に備え、安心して治療に臨めるよう、医療保険や就業不能保険への加入を検討することが大切です。また、ライフステージが変われば、必要な保障は変わります。この機会に保障内容をチェックし、保険の見直しや新規加入を検討するとよいでしょう。

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