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自転車向け保険とは?

4分に1件のペースで起こっている自転車の事故。もちろん、事故を起こさないよう、また事故に遭わないようにルールを守ることは重要ですが、どれだけ注意をしていても事故に巻き込まれる可能性はゼロではありません。ここでは、そんな「もしもの場合」に備えることができる、自転車向け保険について紹介していきます。

目次

自転車向け保険とは

自転車による事故に備える保険を一口に「自転車保険」と呼んでいますが、実は「自転車保険」という自転車専用の保険は存在しません。一般的に「自転車保険」と呼ばれている保険は、

●事故の相手の命・身体・財物を守る保険(「個人賠償責任保険」と呼びます)
●自分自身の命や身体を守る保険(「傷害保険」と呼びます)

の2つをセットしたものを「自転車向け保険」として販売しているのです。(本コラムでは便宜上、「自転車向け保険」を「自転車保険」と呼びます)。

この2つの要素があれば、自分がケガをした場合や死亡した場合に、入院・通院費用もしくは死亡・後遺障害の補償が受けられ、自分が相手にケガを負わせてしまった場合には相手への賠償金が保険金として支払われることになります。

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自転車による事故以外の補償も

自転車保険の多くは、「傷害保険(自分への備え)」に「個人賠償責任保険(相手への補償)」がセットされたものを自転車向けに展開しているものであるため、自転車事故に限らず、日常生活のさまざまなトラブルにもカバーしている場合があります。例えば、「階段で転倒して手首を骨折してしまった」「飼い犬が他人にかみついてケガをさせてしまった」などのトラブルの際に、保険金を受け取ることができる保険もあります。

また、自転車事故による自身や相手のケガ以外に、「示談代行サービス」や「ロードサービス」といった補償を用意している保険もあります。詳しくは保険会社に確認してみましょう。

自転車に保険は必要?

保険料はどのぐらいかかるの?

ここで気になるのが、自転車保険の保険料はいくらぐらいかかるのか、ということではないでしょうか。自転車保険は、補償の対象を誰にするかにより「本人型(個人型)」「夫婦型」「家族型」などに分かれることが多く、特に家族型は子どもの人数が増えても保険料が一律のため、家族が多い家庭にはオトクといえます。「家族」の範囲は選ぶ保険によって変わることもあるので、事前に確認が必要です。

自転車事故を他の保険で備えるときの注意点

年間の保険料は保険金の最高額に応じるものの、本人型なら年額3千円~4千円ほどで加入できるものもあります。月額に換算すると400円ほどのものもあるので、ワンコインで備えられるということになります。

保険料はできるだけ安く抑えたいものですが、保険料が安いものは、通院の補償や示談代行サービスがないなどのケースも考えられます。保険料のチェックと同時に、必要な補償が含まれているかの確認も忘れずに行うようにしましょう。