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あなたにあった医療保険のシンプルな選び方


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医療保険は種類も豊富で、医療保険の選び方がわからないといった声もよく聞かれます。実は、医療保険は、入院給付金日額、先進医療特約、入院限度日数の3つに絞ってチェックするだけで、意外に簡単に、あなたにあった保険を選ぶことができます。あまり複雑に考えずに、シンプルに考えてみましょう。
掲載日:2017年06月14日

入院給付金日額はいくらにする?

医療保険の給付は、「入院した日数×入院給付金日額」で算出されるのが一般的です。だから、入院給付金日額を大きな金額にすれば、保障が充実できます。しかし、医療保険の保険料は、この入院給付金日額に比例して決まります。つまり、保障を充実させると家計への負担も重くなるのです。だから、保険料を抑えたいのであれば、入院給付金日額を必要最低限に抑えておくことが一番重要なポイントになります。

それでは、どの程度の入院給付金日額が必要最低限なのでしょう。ここで知っておいていただきたいのが、健康保険の高額療養費制度です。月の給与が50万円程度以下であれば、約8万円を超える部分は公的な健康保険が負担するというのが高額療養費制度です。個人が負担するのはこの8万円と考えてよいでしょう。1日当たりに換算すると、負担する金額の上限は8万円÷30日≒2,700円。一方、実際に医療保険に加入している人の平均額は、男性で約1万円、女性で約9千円。おそらく、入金給付金日額は、もっと引き下げることができるのではないでしょうか。

先進医療特約はつける

最近の医療保険には先進医療特約というものがついています。この特約は、健康保険の利かない(全額自己負担)の治療を受けたときに、治療費が全額支払われるという特約です。会社によって異なりますが、上限額は1,000万円や2,000万円に設定されています。つまり、この金額以下であれば、全額自己負担の金額が、生命保険でカバーされるということなのです。そして、先進医療特約の保険料は、月額100円程度です。

いざというときのために役立つのが保険という原点に立ち返れば、先進医療特約はつけておくべきでしょう。一部の医療機関でしか受けることのできない先進医療が必要になるケースはまれでしょう。しかし、万が一、先進医療が必要になったときのために備えておくのは、保険本来の姿です。先進医療特約は付加しておきたい特約です。

入院限度日数は?

医療保険には1回の入院について限度日数が設けられています。現在の主流は60日ですが、120日や720日などもっと長い限度日数が設けられているものもあります。もちろん、限度日数も長いほうが安心ですね。しかし、入院限度日数も長くすると保険料高騰の原因になります。

そこで考えていただきたいことは、保険でカバーするものが何なのかをもう一度考えることです。確かに、長期入院になると医療費が負担ということもあるでしょう。しかし、治療が長期化すると、働けなくなって収入が減少するリスクに備えることがより重要になるでしょう。そうなると、医療保険ではなく就業不能保険になります。入院限度日数は60日で十分です。何でもかんでも保険でカバーしようとすると、あなたの保険は雪だるま式に膨らんでしまいます。

医療保険の役割を絞り込む

足し算ではなく引き算で考える

実は、医療保険の保障内容は、毎年、複雑になっています。新しい保険を見ると、つい、この保障も必要、新しい特約もつけておきたいという足し算の発想に陥ってしまいがちです。そうなると、シンプルなはずの医療保険がどんどん複雑になってしまいます。そして、もちろん保険料も大幅にアップすることになります。
だから、医療保険を決めるときには、これが要らない、あれも要らないという引き算の発想が必要なのです。優先順位をつけて考えるとよいのかもしれません。そうすることで、初めて保険料を抑えることができるのです。

杉山 明

生命保険や投資信託の商品開発の経験をベースにした、金融商品の解説・アドバイスにはプロも注目。最近は、金融機関向けの研修やシニア向けの講演・相談・研修などが中心。「老後破産しないためのお金の本」など著著多数

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