30代の貯金は?人によってこんなに差がある! FPの貯蓄アドバイスも | リクルートの保険比較サイト【保険チャンネル】

30代の貯金は?人によってこんなに差がある! FPの貯蓄アドバイスも

周りの友達が「貯金崩しちゃった」「ボーナス、ほとんど貯金できた」などと言うのを耳にして、「私、30代だけれど貯金がない…一体みんなはどのくらい貯めているの?」と気になった経験がある方もいるのではないでしょうか。30代の貯金や収入の平均データと今から始めた場合の貯金シミュレーションや貯金のコツをお伝えします。

目次

30代の貯金事情を覗いてみよう

まずは、気になる世の中の30代の貯金事情をデータからひも解いてみましょう。
年代別の貯金額のうち、30代の貯金事情を解説します。よろしければほかの年代データも参考にしてくださいね。
なおこのデータにおける貯金額には、現金や預貯金以外の株式や投資信託、保険など金融商品でもっている金融資産も含まれ、世帯単位の貯金額となります。

30歳代の貯金事情(その1) 4割の人は貯金ゼロ!
社会人になってから10年以上経つ人が占めるため、多くの人に貯金はあるかと思いきや、実は全体の39.7%の人は貯金がないという結果が出ています。30代というと、ちょうど結婚や出産、マイホーム購入などのライフイベントが目白押しの年代ですので、貯金を使い果たしてしまった人もいるのかも知れません。今、あまり貯金額がない人は、4割も貯金ゼロと聞くと、少しホッとされたのではないでしょうか。
30歳代の貯金事情(その2) 5人に1人は500万円以上貯めている!
4割の人が貯金ゼロである一方、19.6%の人、すなわち約5人に1人が500万円以上の貯金を保有しています。貯金がある人とない人の格差はかなり大きいことがうかがえます。
30歳代の貯金事情(その3) 少しでも貯金がある人の貯金額平均は533万円
データ1の貯金額平均は、4割の貯金ゼロの人が含まれているため、下方に引っ張られて計算されています。そこでデータ2で、貯金ゼロの世帯を含まない場合の貯金額をみてみましょう。平均金額は533万円、中央値は250万円となっており、500万円以上と回答した人が全体の32.3%もいます。社会人になってからずっとコツコツ貯金をしてきた人や、将来のための貯蓄性保険(終身保険や年金保険)に入っている人などが、500万円以上と回答しているとおもわれます。
しかし「手取り収入が多い人はたくさん貯金できるけれど、少ない場合はあまりできない。貯金額平均ではあまり参考にならない」と感じる人も少なくないかと思います。そこで、次に手取り収入に対する貯金割合を見てみましょう。

臨時収入を含む年間手取り収入からの貯金は、最も多い回答が「貯蓄しなかった」ですが、19.4%の方が「10~15%貯金している」と回答しています。しかし次に多い回答はなんと「35%以上」とやはり人によって大きく差があるようです。ボーナスなど臨時収入に対する貯金割合では、貯蓄しなかった人もいますが、20.5%の人が「60%以上」貯金しており、平均でも、4割近くのお金を貯金しているようです。

最低限の必要予備資金は貯金しよう

このようなデータを知ると、貯金ゼロの人は不安になるかと思います。もちろん、貯金ゼロでも「今後かかるお金をすべて収入からねん出できれば」とりあえずは大丈夫です。
ただし生活していくために必要なお金は収入からねん出できたとしても、ある日突然病気になり仕事ができなくなるかも知れませんし、会社がなくなってしまうなんてこともあるかも知れません。
その時貯金ゼロの自分をイメージしてみてください。貯金ゼロで無収入になると、途端に生活が立ちいかなくなってしまいますね。そこで、その状況を乗り切れる分の「必要予備資金」は最低限貯金しておきましょう。
「必要予備資金」の目安となる金額は「毎月の生活費3~6ヶ月分」ですので、まずはこの金額を目指して貯金を始めてくださいね。
必要予備資金が貯金できたら次にイメージしていただきたいのは、これからの人生において「大きなお金が必要になる時期」と「収入が減ってしまう時期」がいつかということです。
たとえば、マイホームの頭金や老後資金のようなものです。必要予備資金を貯められれば「貯めグセ」はついています。その勢いで、将来に向かって貯めていきましょう。

30代が今から貯金を始めたら?

必要予備資金や将来への貯金をもし30代の今始めたらどうなるか、シミュレーションしてみましょう。
仮に、手取り収入が月25万円、ボーナスが年60万円の30歳で、ずっと設定した貯金額が変わらなかった場合としています。
利息は0%としていますので、実際にはもう少し大きくすることが可能です。

今貯金ゼロの人は、まずは貯金レベル1の「毎月の貯金額1万円、ボーナスから年10万円」を財形や社内預金、積立定期預金といった自動的に貯金できる仕組みで設定すると良いでしょう。
ネット銀行などには、他の銀行口座から毎月定期的に自動的にお金を振り替えてくれるサービス「定額自動入金」を提供しているところもあります。
こうした「ほったらかし貯金」を一旦設定することで、60歳時点で660万円貯まっている計算に。できることから少しずつ、なにより大切なのは「続ける」ことです。もちろんレベル3の貯金ができれば、60歳時点で2,250万円にもなり、老後の生活もだいぶ安心できそうですね。

貯金レベルをあげるための家計の見直しはFPに相談

毎月の手取り収入を使い切ってしまい貯金を生み出せない人は、必要予備資金を貯めるためにも家計を見直す必要があるでしょう。2019年10月には消費税もあがりますので、その前に見直しをしておくことをおすすめします。方法は2つ。1つは「支出を減らす」、そしてもう1つは「収入を増やす」です。「支出を減らす」では主に通信費や保険、住居費、サービスの会費など毎月引き落とされる固定費をチェック。
「収入を増やす」は、副業など大それたことでなくても、オークションで不要なものを売ったり、ポイントを活用するといった小さなことも積み重なると意外と大きな金額になりますよ。
どうしても貯金を生み出せない場合は、お金の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)に相談をすることをおすすめします。客観的に家計をチェックされると、自分で想定していなかったムダな出費なども見つかるかも知れません。
貯金ゼロ脱出を目指したいですね。
※ 本ページに記載されている情報は2019年1月20日時点のものです
監修:株式会社プラチナ・コンシェルジュ 

鈴木 さや子(ファイナンシャルプランナーCFPⓇ・1級FP技能士・DCプランナー1級・キャリアコンサルタント) (すずき さや子)

家族が笑顔になれるための生活に役立つお金の知識を、セミナーやコラム記事などを通じて情報発信。専門は教育費・保険・マネー&キャリア教育、確定拠出年金。企業講演・研修の他、学校や地域コミュニティなどでの講演やワークショップなど、保護者や親子向けイベントも行う。