結婚資金を貯金するにはどうしたらいいの?FPが教えます | リクルートの保険比較サイト【保険チャンネル】

結婚資金を貯金するにはどうしたらいいの?FPが教えます

結婚式や新婚旅行、そして新生活のスタートに向けて、結婚にはお金がかかるイメージがありますが、どのくらい貯金をしておけば安心なのでしょうか。今回は、結婚に必要なお金を具体的に確認しながら、上手に結婚費用を貯金していく方法を見ていきます。

目次

結婚式のスタイルは人それぞれ

現在、「結婚式」というライフイベントは、カップルによって、スタイルは多様化しています。例えば、婚約指輪を用意して、日本の伝統的な法式に従って結納を行い、ホテルでの王道の結婚式を行うカップルもいれば、夫婦2人だけで、新婚旅行を兼ねて、海外で挙式をする方々もいますね。先に子どもを妊娠するなどの「授かり婚」の場合、出産が無事に終わってから、子どもと一緒に結婚式を挙げたり、記念となる写真撮影をするフォト婚を行うご家族もいるでしょう。

結婚までに必要となる貯金額は、どのような2人が、どのような結婚をしたいのか、ということに大きく左右されます。まずは、現在の日本の結婚の現状を知るために、男性と女性の平均結婚年齢や、様々な結婚式のスタイルを確認していきましょう。

男性と女性 結婚年齢はどのくらい?
では、最新の平均結婚年齢を見ていきましょう。人口動態調査によると、2017年の平均的な初婚年齢は、夫が31.1歳、妻が29.4歳となっています。さらに住んでいる地域によって、結婚年齢には違いがあります。都道府県別に、結婚した時の平均年齢を見てみると、以下の通りとなっています。夫婦ともに、東京都が最も年齢が高く、男性は32.3歳、女性は30.4歳となっています。

みんなはどんな結婚をしているの?
次に、多様化する結婚のスタイルについて確認していきましょう。まず、最もシンプルな結婚は、役所に婚姻届のみを提出し、結婚式などの大きなイベントを行わない「なし婚」と呼ばれるものです。婚姻届を提出するだけなら、貯金がゼロでもすることができますね。もちろん、貯金の有無にかかわらず、人前で大きなセレモニーをやりたくない、というカップルや、授かり婚のカップル、さらに夫婦どちらかが再婚の場合のカップルなどで、「なし婚」を選択するケースが多いようです。

一方、家族やたくさんの友人を招待して、ホテルや結婚式場、レストランなどで結婚式を行うスタイルもよく見られます。披露宴の後に、さらに多くの友人を呼んで、結婚式の二次会を行う方々もいますね。ちなみに、「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」によると、披露宴・披露パーティの招待客人数は、全国平均69.4人となっています。親族の人数が減少したことなどにより、招待客の人数が、年々減少している傾向が見られます。

また、同じホテルや結婚式場であっても、最近では、夫婦2人のオリジナリティが出るように、料理や引き出物などで、様々な工夫を行うケースが増えてきているようです。昔は、披露宴の演出としてよく行われていたキャンドルサービスなどに変わり、テーブルを回って写真を撮ったり、招待客1人1人と歓談をする時間を長く取ったりと、ゲストを巻き込む演出や、新郎新婦の生い立ちを手作りのムービーで紹介する演出などが、よく見られるようになりました。

そして、沖縄やハワイなどのリゾート地で、家族と親しい友人のみを招待するリゾート婚もありますね。家の近郊のホテルなどで行うよりも、飛行機代などの交通費がかかりますが、新婚旅行を兼ねて行う場合は、逆に節約になることもあります。これから結婚の予定がある方は、「海外なんてお金がかかって無理!」と諦めずに、まずは、自分たちが行いたい結婚式のイメージを膨らませることが大切です。

結婚式にかかるお金を知ろう

では、具体的に、結婚式では、どのような費目に、どのくらいお金がかかるのでしょうか。「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」から、結婚式にかかるお金の最新事情をチェックしていきましょう。

結婚式にかかる平均費用
2017年4月~2018年3月の全国における、挙式、披露宴・披露パーティ総額は、平均357.5万円となっています。2012年の調査と比較すると、総額は13.7万円増加しており、依然として、結婚式にお金をかけているカップルが多いことが分かりますね。

さらに、首都圏の費用総額を見てみると、挙式、披露宴・披露パーティ総額は、平均372.4万円となっています。こちらは、2012年の調査と比較すると、総額は17.5万円も増加しています。先ほど見た通り、日本の平均的な初婚年齢は、夫が31.1歳、妻が29.4歳となっており、就職してから結婚までに、しっかり貯金をしているカップルも多いようですね。そのため、結婚式にかけるお金は、全体的に高水準を維持していると考えられます。

結婚のために貯金した?
次に、実際に、結婚のためにみんなはどのくらい貯金をしていたのかチェックしていきましょう。「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」によると、結納、挙式、披露宴・披露パーティ、二次会、新婚旅行など、結婚のために夫婦で貯金していた人は、全体の88.4%となっています。

そして、実際に貯金していた金額は、以下の通りとなっています。全国の平均貯金額は、317.2万円ですが、「100~200万円未満」の方が最も多く21.2%、そして「200~ 300万円未満」の方が20.3%、「300~400万円未満」の方が16.9%となっています。貯金している金額は、地域によっても違いが見られます。特に首都圏は、貯金額の平均は345.7万円となっており、全国平均よりも30万円近く多く貯金をしていることが分かります。

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理想の結婚式をするために

では、実際に自分たちの理想の結婚式をするためには、いくら貯金があれば良いのでしょうか。また、2人で貯金を成功させるためには、どのような工夫をしたら良いのでしょうか。具体的な方法について、見ていきましょう。

貯金ゼロでも結婚式はできる?
実際のところ、現在、貯金がほとんどないというカップルであっても、結婚式を挙げることは可能です。
結婚式をする場合、招待したゲストの方々から、ご祝儀という形でお祝い金をもらうことができたり、両家の親族から、経済的に援助をしてもらえるケースがあります。

先と同じ「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」によると、ご祝儀総額は、全国平均で232.8万円となっています。また、結納、挙式、披露宴・披露パーティ、二次会、新婚旅行などの費用として、親や親族から援助があった方は76.5%おり、その援助総額は平均195.1万円となっています。さらに、援助額を具体的に見てみると、以下の通り、「100~200万円未満」の方が最も多く33.2%、そして「200~300万円未満」の方が26.7%、「100万円未満」の方が18.1%となっています。

もちろん、ゲストや家族の方からの経済的な援助なしで、自分たちの貯金だけで結婚式を挙げることが理想的と考える方もいるかもしれません。しかし、現在、貯金がほとんどなく、結婚式を諦めてしまっているというカップルは、両家の親族の方に相談してみるのも1つの方法ですね。お祝い金として受け取った金額を上手にやりくりすれば、記念に残る結婚式を挙げることができるかもしれませんよ。

結婚資金の貯金方法
ゲストとして招待した友人や、親族の方からお祝い金をいただけるとしても、自分たちの理想の結婚式を思い描いている場合は、やはり夫婦2人でも協力して、しっかりお金を貯金していくことが大切です。結婚資金を上手に貯金していく方法を確認していきましょう。

無駄をなくして出費を抑える!貯蓄できるようになるためにすべきこと

まずは、自分たちがプランしている結婚式を行うために、どのくらいのお金が必要なのかをチェックします。ぜひこの会場で結婚式をしたい!というホテルや会場が具体的に決まっている場合は、式場に見学に行くなどして、金額を確認するようにしましょう。

特に女性の場合は、結婚式に対するこだわりが強く、婚約指輪や結婚指輪など、欲しいブランドがある方もいるかもしれません。また、ウエディングドレスや、白無垢、色打掛などの衣装に、理想的なデザインがある方もいるかもしれません。ドレスなどの衣装は、レンタルをする場合、大体10万円から30万円程度が相場となっており、ブランドによって大きく異なります。具体的なイメージがある場合は、価格帯をチェックしておくと安心ですね。

必要な結婚資金を確認したら、今度は、確実にお金を貯金していくための仕組みづくりを行いましょう。ここで私がオススメするのは、「先取り貯金」という方法です。これは、夫婦2人で、毎月決められた金額を貯金用口座に移してしまうというものです。お給与が支払われた段階で、貯金分を先取りしてしまうので、確実にお金を貯めていくことができます。大体、毎月の手取りの金額の20%くらいを貯金することを目標としてみてはいかがでしょうか。例えば、手取り金額が30万円の方の場合、毎月6万円を貯金することになります。

先取り貯金は、夫婦2人でお互いにしっかりとモニタリングをすることで、貯金の成功率も格段に上がります。そして、結婚資金に限らず、これから夫婦2人が協力し、家族としてお金を管理していく上でも、先取り貯金は大変有効な方法ですね。

結婚式費用を節約するコツ
では最後に、賢く結婚式費用を節約するコツをお教えします。まずは、結婚式において、自分たちのこだわりたいポイントや、譲れないポイントを明確にするようにしましょう。例えば、会場に強い希望がある場合は、結婚式場は理想のホテルにするけれど、前撮り写真を省略して節約をする、衣装替えをせずにヘアーだけチェンジする、などメリハリをつけたお金の使い方を工夫してみましょう。

また、最近では、結婚式の招待状や席次表など、ペーパーアイテムを手作りして、上手に節約する方もいらっしゃいます。準備期間に余裕がある場合や、手先が器用な方、オリジナリティ溢れる結婚式にしたい方などにオススメですよ。夫婦2人で話し合いながら、楽しく結婚式の準備を進めることで、思い出に残るだけではなく、上手にお金の節約ができるかもしれません。

さらに、結婚資金に加え、これからの結婚生活や家計について、専門家に相談したいという場合は、ファイナンシャルプランナーなどのお金のプロに相談してみるという方法もありますよ。いつかは夢のマイホームが欲しい、また、数年以内に子どもが欲しい、というように、さらに大きなライフイベントを予定している夫婦にとって、ファイナンシャルプランナーは強い味方になるのではないでしょうか。また、保険への加入を検討している新婚のご夫婦も、ぜひお金のプロに相談してみてくださいね。

いかがだったでしょうか。人生の一大イベントである結婚式は、しっかり準備をして、万全の状態で迎えたいですよね。計画的に貯金をして、理想的な結婚式を挙げるためには、夫婦2人の協力が何よりも大切です。今回お伝えした方法などを参考にしながら、早速話し合いをスタートさせてみましょう。

※本ページに記載されている情報は2019年6月4日時点のものです

下中英恵

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。 富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています。 エフピーウーマン(https://www.fpwoman.co.jp/)