カンタンに節約できる家計管理のコツは? ファイナンシャルプランナーに聞いてみよう! | リクルートの保険比較サイト【保険チャンネル】

カンタンに節約できる家計管理のコツは? ファイナンシャルプランナーに聞いてみよう!

お金を貯めたいと思って節約術を試してみてもいっこうにお金は増えないし、節約疲れで逆にお金を使ってしまった、ということはありませんか?こういった場合、家計管理の方法が自分に合っていないことが原因ということもあります。自分に合わない家計管理のまま、むやみに節約をしても効果的ではありません。まずは自分に合った家計管理方法を選び、お金の流れをきちんとつかむようにしましょう。すると、何をどう節約すればお金が貯まるようになるかがわかってきます。

目次

自分に合った家計管理方法を選ぼう

家計管理にもいろいろな方法があります。それぞれ特徴がありますので、自分の性格や行動パターンに合った方法を選ぶのがカンタンに家計管理を続けるコツです。代表的な家計管理方法を挙げてみますので、自分に合った方法を見つけてみましょう。

①手書き家計簿
手書きの家計簿は市販のものだけでもたくさん種類がありますので、大きさやフォーマット、デザインなどが気に入ったものを選んで手軽に始められます。
手書き家計簿には一覧性がありますので家計全体を見通しやすく、パラパラとページをめくるだけで過去の分を振り返ることも簡単にできます。

ただ、集計は計算機を使って自分で計算しなければなりませんので、その点は面倒に感じることがあるかもしれません。逆に、自分で手を動かして記入したり計算したりすることで何にお金を使っているのかが実感として把握しやすく、家計改善につなげやすいというメリットもあります。

見開きが1週間程度のもの、1か月のものなど様々ですし、食費や光熱費などの費目が決まっているもの、自分で決めるものなどの違いもあります。市販の家計簿のフォーマットが合わない場合は途中で挫折しそうになることもありますが、そのような場合は自分で使いやすいように費目や集計単位を工夫して記入することが、家計簿を続けるポイントです。

②袋分け家計管理
いちいち家計簿に記入することや、集計の計算が面倒という方に向いているのが、袋分け家計管理です。使う予定のお金を予算分けして、封筒やクリアファイルなどに振り分けて管理し、予算内で生活できれば、計算しなくてもOKという方法です。市販の袋分け用の家計簿もあります。

袋分け家計管理の成功のポイントは、袋分けにする費目の分け方、予算額の設定です。季節ごとに変動が大きい光熱費や被服費などは臨機応変に予算を設定したり、突発的に必要になる冠婚葬祭費や家電買い替えの費用などは毎月の予算とは別に設定するなど、自分の家庭に合った予算管理をいろいろ試してみましょう。

③レシートで家計管理
お金を使った時にもらうレシートをとっておいて、自分のお金の使い方を振り返る方法に生かすのが、レシートで家計管理する方法です。レシートを貼るための家計簿も販売されています。基本的に、食費や日用品費などの変動費を管理する方法になります。レシートをもらえない時はメモをするなどして支出を管理しましょう。

レシートを見ると、いつ、どのお店で何にお金を使ったかがはっきりとわかりますので、後から無駄な支出がないか見直すことが簡単にできます。レシートのチェックはお金を使った日にすぐ行うのが理想ですが、週に1度、月に1度といった無理のない範囲で行う方法でも良いでしょう。

レシートをチェックしたら、使った金額の集計を自分で行ってきちんと予算内で生活するよう管理することがお金を貯める近道になります。

④クレジットカードや電子マネー、スマホ決済で管理
クレジットカードや電子マネーは、ポイントも貯まりますので大きな金額での買い物だけでなく、スーパーやコンビニなどで普段から利用している方も多いでしょう。また、最近ではスマホ決済や二次元バーコードによる決済も広がりを見せています。
これらの支払方法は、ネットで利用履歴を見ることができますので、家計簿をつけなくても管理できるというメリットがあります。後述する家計簿アプリと連携すると、さらに家計管理が手軽になるでしょう。
但し、手軽であるためにお金を使いすぎてしまうことが多くなるというデメリットもあります。いくらまで使って良いかという予算を決めて、その範囲で利用するようにしましょう。
電子マネーやスマホ決済では事前にチャージした金額しか使えないものもあれば、登録しているクレジットカードから後日支払うものもありますので、使いすぎが気になる場合は事前にチャージした金額しか使えないものを利用するという方法もあります。
クレジットカードでは使いすぎてしまうという方は、銀行口座の残高の範囲でしか利用できないデビットカードを利用するのも良いでしょう。

⑤家計簿アプリ
スマホがあればどこでも入力でき、集計の計算の必要がないのでとにかくラクなのが家計簿アプリです。入力しなくてもレシートを読み込んで反映できる家計簿アプリもあります。

シンプルに現金支出だけを管理するという使い方もできますし、金融機関やクレジットカードと連携して入出金の情報を自動的に反映できる家計簿アプリで、総合的に家計を管理する方法もあります。

また、家計簿アプリでは袋分け家計管理のように予算を立てて支出を管理したり、グラフによって一目で家計を把握したりすることもできますので、家計管理がスムーズにできるでしょう。家計簿アプリも様々なタイプが出ており、それぞれ特徴がありますので使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
ただし、ネットにつながっていますので、特に銀行口座やクレジットカードと連携させる場合はセキュリティに十分注意して利用する必要があります。

家計管理をするとなぜ節約できるの?

これまで、代表的な家計管理の方法を見てきましたが、これらの方法で家計管理をすると、なぜ節約できるのでしょうか。
まず、家計管理をすることで、「家計の見える化」ができますので、お金の流れがつかみやすくなります。そして、どこにお金を使いすぎているのか、どう改善すればいいのか、対策を立てる際に役立てることできるのです。
ただし、自分の性格や生活スタイルに合っていない方法で家計管理をしてもストレスが溜まるだけでなかなか節約して貯金ができるというところまで行き着きません。

ひとつの方法で家計管理がうまくいかない場合は、自分なりの方法にカスタマイズしてみましょう。例えば予算管理は袋分けでするけれど、毎日の支出は家計簿アプリで管理するなど、ひとつの方法に縛られず、いくつかの方法を組み合わせると上手くいく場合もあります。
自分に合った家計管理方法を見つけるまで、試行錯誤しながら取り組んでみるようにしましょう。

何を節約すればいい?節約のコツ

家計の流れをつかむことができたら、家計の見直しも効率的にできます。見直し効果が高いもの、取り組みやすいものから始めると良いでしょう。

①固定費を見直す
家計の見直しで効果が高いのが、固定費の見直しです。固定費とは、毎月決まった額が一定期間かかる費用で、代表的なものは家賃や住宅ローン、生命保険料、損害保険料、塾や習い事の費用、スポーツジムや英会話などの会費などが挙げられます。スマホ料金でプランにより料金が確定している部分も固定費に含んでも良いでしょう。
これらの費用はずっと同じ金額がかかりますのでこれ以上節約するのは難しいと考えられるかもしれませんが、たとえば住宅ローンは借り換えもできますし、生命保険料や損害保険料は、定期的に見直しをすることで保険料を減らすことができる場合もあります。

スマホ料金は、通話を重視するのか、通信データ量の多さを重視するのかにもよりますが、格安SIMや格安スマホにすることで、大手キャリアより大幅に費用を節約することができる場合もあります。また、大手キャリアでも家族で同じ会社にまとめたり、家族でデータを分け合えるプランにすることで料金を節約することができる場合もあります。プランは頻繁に変わりますので、定期的に見直すようにしましょう。
また、子どもが小さいうちの塾や習い事にどのくらいお金をかけるかは、将来の高校や大学に進学する費用を確保できるかどうかを含めて検討しましょう。
大人のスポーツジムや英会話などの費用も、期間を決めて通う、1年あたりの予算を超えないなどのルールを決めて、お金をかけすぎないようにするよう心がけましょう。
このような固定費の見直しは、ほとんどの場合、何かを我慢する必要がないためあまりストレスを感じずに節約が可能です。住宅ローンや保険の見直しは手間がかかるものですが、一度やってみるとその効果はずっと続きます。支払う金額も大きいため、減らすことができれば節約効果は大きい上、長期にわたって続きますので、削減できないか検討してみましょう。

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②光熱費を見直す
光熱費を節約する場合、使わない電気をこまめに消したり、照明器具をLEDに切り替えたりすることによって、ある程度利用料金を減らすことはできますが、2016年4月から始まった電力の自由化の制度を利用して無理なく節約することも可能です。
以前は、地域によって電力会社が決まっていましたが、様々な業態の会社が電力を提供するようになり、電力会社を自由に選べるようになりました。
電力そのものが安い会社を選ぶ他、ガス会社や通信会社などが提供するサービスを利用することでセット割引やキャッシュバック等、生活全体でメリットを受けることができる場合もあります。ただし、契約解除料がかかる場合もありますので注意しましょう。
また、電気メーターは、「スマートメーター」といわれるデジタル式の電気メーターに順次切り替えが進められています。これにより、30分単位といった細かい単位で電気の利用状況が測定でき、電力の「見える化」ができるようになります。
つまり、電気を多く使う時間帯や利用状況が把握しやすくなり、利用料金が安くなるプランを選ぶのに役立ちます。電力会社のホームページなどで電気の利用状況をチェックして、自分に合ったプランを選ぶようにしましょう。
月に数百円から千円程度しか変わらないと思っていても、年間で1万円以上光熱費を削減できるという場合もあります。一度手続きをすれば後は手間がかからないのでぜひ見直してみましょう。

③食費の節約
食費を節約するために、チラシをチェックして少しでも安いお店をはしごして買い物をする、というのも大変ですし、時間に余裕がないと続かないでしょう。
また、食事は健康のためには重視するべきですので、値段の安さのために食材の品質をむやみに落とす、といったこともあまりオススメできません。
食費は、無駄なモノを買わない、使わずに腐らせてしまう食材を出さないといったことを心がけることで減らしましょう。買い物に行くと、子どもにお菓子を買ってとせがまれたり、おいしそうな食品やセール品などに目がいき、買いすぎたりしてしまいます。1回あたりの買い物の予算を決めて、買い物に行く回数を週に1~2回に減らすだけでも不要なモノを買う機会を減らせますので、食費の節約につながります。また、ネットスーパーを利用するのも無駄な支出を減らす一つの方法です。他の品物に目移りしにくく、買い物の合計額が表示されますので予算管理も簡単です。

④一人暮らしの節約
一人暮らしで大きな支出を占めるのは、家賃ではないでしょうか。毎月かかる費用ですので、なるべく安く住めるところを探してコストを下げるようにしましょう。
また、Wi-Fi設備があり利用が無料の物件、更新料がいらない物件など、家賃以外のコストにも注目して選ぶと、固定費全体を減らすことも可能です。
変動費に関しては、一人暮らしだと食事を自炊するかどうかが大きいでしょう。自分一人のために料理を作るより、コンビニやファストフードなどを利用した方が安くすむのでは、と思うかもしれません。しかし、やはり自炊は安くすみます。食材を余らせないように献立を工夫する、ご飯はまとめて炊いて冷凍するといったことを心がけてみましょう。
また、全てを手作りするのは忙しいので大変、という方は、家庭料理のおかずが真空パックされたものがコンビニやスーパーで手軽に購入できますので、うまく利用しても良いでしょう。

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家計の見直しアドバイスはFPに相談を

家計の見直しは、現在の収入と支出のバランスだけでなく、将来必要となるお金は確保できるのか、そのためにはいくらお金を貯めればいいのか、といった視点を持ちながら行う必要があります。また、住宅ローンの見直しや保険の見直しには、専門的な知識が必要です。
家計の悩みは友人や身内には相談しにくいものですが、家計の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)でしたら守秘義務がありますので安心ですし、保険の見直しを含めて相談することにより無料で相談することができます。家計の見直しには、加入している保険が現状に合っているか、万一の場合の必要保障額は不足していないか、といった保険の加入状況を含めた内容の検討が必要となりますので、家計管理と合わせて相談すると良いでしょう。
ファイナンシャルプランナーに相談することで、住宅ローン、生命保険料や損害保険料などの見直しはもちろん、自己流だった家計管理についてもアドバイスがもらえます。また、住宅購入資金や教育費、老後資金などの将来必要となるお金をどのくらい貯めるべきか、計画的に貯める方法についても助言がもらえます。節約方法や家計管理などの悩みも安心して相談してみて下さい。

※ 本ページに記載されている情報は2019年1月5日時点のものです

福島 佳奈美 (ファイナンシャルプランナー、DCアドバイザー)

<p>情報システム会社で金融系SE(システムエンジニア)として勤務した後FPとして独立。保険、住宅ローン、教育費、老後資金準備などのマネーコラム執筆やセミナー講師、個人相談でお金の不安をなくすための正しい知識とライフプランニングの重要性を伝えている。</p>