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種類が多い学資保険 迷わない選び方と比較するポイントを紹介!

お子さんの教育費を考えると、なんらかの備えが必要になってきます。その選択肢のひとつが「学資保険」です。とても魅力的な商品が多い一方で、さまざまな保険会社が特色のある学資保険を提供していて、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。そこで、これから学資保険の加入を検討されている人のために、保険会社を比較する前に何をしておけばいいのか、学資保険の選び方を詳しく紹介します。

目次

学資保険は商品が多すぎて選び方が難しい

学資保険はお子さんの教育費用を計画的に準備できる、有効な手段のひとつです。しかし、その種類はとても多く、どの学資保険を選んだらいいのか迷っている人も多いことでしょう。

例えば貯蓄性に注目すると、将来受け取れる給付金が支払った保険料を上回る学資保険もあれば、大きく下回る学資保険もあります。また、給付金が満期時に一時金として全額支払われる学資保険もあれば、小学校や中学校などの入学時に祝い金として支払われる学資保険もあります。一方、保障に注目すると、契約者(親)が死亡したときに年金形式で育英年金が受け取れる学資保険もあれば、お子さんの医療保障も備わった学資保険もあります。

このように学資保険にはいろいろなタイプがあるため、加入する際にはさまざまな角度から比較をしなくてはなりません。

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学資保険に加入する目的を明確にしてから比較しよう

学資保険に加入する目的をおおまかに分けると次の2つに分類できます。

(1)教育資金をためるため
お子さんの教育資金を効率よくためるためには、できるだけ元本割れしない学資保険を選びたいものです。そのためにも、戻り率(受け取る給付金の総額÷払い込み保険料の総額×100)を参考にして、利回りのいい学資保険を選びましょう。
また、祝い金(一時金)の受け取り方もチェックしましょう。学資保険は小学校入学時や中学校入学時などお子さんのライフイベントにあわせ、祝い金が給付されるタイプが広く普及しており、祝い金を受け取るタイミングや金額を契約者が選べるタイプの学資保険もありますので、選択肢に加えておくといいでしょう。

(2)保障を充実させるため
学資保険の主な保障は以下の5つで、なかには自動付帯しているものもあります。
※保険会社によって内容が異なるケースがあります。

●育英年金特約
契約者(親)が死亡するなどした場合、育英年金を所定の期間受け取れるという特約です。
●払込免除特約
契約者(親)が死亡するなどした場合、その後の保険料の支払いが免除される特約です。
●医療保険特約
お子さんが入院や手術をした場合に、入院給付金や手術給付金が支払われる特約です。
●傷害特約
被保険者が不慮の事故や指定された伝染病などで死亡した場合に保険金が支払われる特約です。
●災害特約
被保険者が不慮の事故で死亡したり傷害を受けたりした場合に、保険金が支払われる特約です。

学資保険の加入時に見落としてはいけない2つのポイント

学資保険の加入前に、以下のポイントもチェックしておきましょう。

(1)保険料の支払い方法をチェック
学資保険の保険料の支払い方法には、月払いだけでなく年払いもあり、利回りは年払いのほうが高くなります。また、保険会社によっては全額を一括で支払うこともでき、利回りはさらによくなります。
無理なく支払いを続けられる範囲で、資金計画にあったプランを選ぶといいでしょう。

(2)既に契約している生命保険や医療保険の保障をチェック
既に加入している生命保険や医療保険がある人は、学資保険の加入前に保障内容を確認しておきましょう。そして、学資保険の保障と重複する場合には、重複する保障を削るなどして無駄な保険料を支払わないようにする工夫が必要です。
また、必要性の低い生命保険を解約するなど、必要に応じて保険の大幅な見直しも検討するといいでしょう。

学資保険の主な補償

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斉藤 勇

ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士。保険や不動産取引のアドバイスを中心に活動しています。モットーは「常に感謝の気持ちを忘れずに…」。趣味はマリンスポーツ。