自動車保険の比較・見積もり
自動車保険の比較や見積もりをインターネットで行うことは、自動車保険選びの方法として広く普及しています。そこで上手に自動車保険の比較や見積もりを行うためのポイントや注意点を解説します。
目次
自動車保険の比較・見積もりをするときのポイントは?
自動車保険を比較したり、保険会社各社で見積もりを取ったりするうえで押さえておきたいポイント、注意しておきたいポイントをまとめてみました。
ポイントその1:基本補償の内容をそろえること
例えば電化製品の購入を検討する場合、基本機能が同程度の製品を比較されるかと思いますが、自動車保険の比較も同じように考えます。正確な比較をするための最も大切なポイントは自動車保険の基本補償の内容をそろえることです。
対人賠償責任保険と対物賠償責任保険は、無制限でも2億円でも保険料に大差はないので数億円になるかもしれない高額賠償に備えるためにも無制限で設定することをおすすめします。
人身傷害補償保険は主に自分や家族ための補償ですので生命保険にある程度加入しているのであれば、3,000万円-5,000万円が適当でしょう。
けがの補償は人身傷害補償保険でカバーできるため搭乗者傷害保険は不要と考えてもよいですが、上乗せで補償が必要であればつけてもよいでしょう。
車両保険は、フルカバータイプかエコノミータイプかを選んで免責金額を設定して内容をそろえます。免責金額は「1回目事故5万円、2回目事故10万円」を基本に検討してみましょう。
ポイントその2:各種条件や特約をそろえること
基本補償をそろえたら次は各種条件をそろえます。自動車保険を見積もるための各種条件や特約とは以下のとおりです。
車種や等級、免許の色、使用目的、使用地域、年間予定走行距離も保険料が決まる条件として重要ですが、すでに決まっている条件なので、間違えずに入力するよう注意します。
年齢条件や運転者限定条件は、万が一のことが起こったときに補償されるかどうかを決める重要な条件なので慎重に決める必要があるでしょう。また各種特約をつけるかつけないかで保険料に違いがでますので、見積もりの際は同条件にする必要があります。
ポイントその3:これだけは知っておきたいこと
●車種、型式、社名、初年度登録年月など
私たちが個人で利用する自動車のほとんどが「自家用5車種」という分類に属しています。それは車検証で確認できます。また、型式、車名、初年度登録年月も必ず確認されます。それによって保険料が異なるからです。これらの情報も車検証や保険証に記載されています。
●使用目的
使用目的とは契約する車を主にどのような目的で使用するかという意味でそれによって保険料が変わります。一般的には「日常・レジャー使用」「通勤・通学使用」「業務使用」と3区分がほとんどです。「通勤・通学使用」「業務使用」は年間を通して月平均15日以上使用するかが大よその基準になっています。
●事故有係数適用期間
事故で保険を使った場合は翌年より「事故有係数」という保険料率が適用され保険を使っていない人よりも高い保険料率が適用されます。現在適用中の人は見積もりの際、残りの年数を入力します。
自動車保険の一括見積もりを上手に利用しよう
自動車保険の一括見積もりサイトは複数社の自動車保険の見積もりを一括で請求し、価格を比較できる大変便利なシステムです。そんなシステムを上手く利用するためのポイントを確認しておきましょう。
■一括見積もりサイトを上手に使うためのポイントは?
●年齢条件の区分は各社に違いがある!
年齢条件の区分は保険会社によって異なります。また、乗る人を申請するだけの会社もあります。一括見積もりで入力した年齢条件にぴったり当てはまらない場合もあるので、見積もりをとった保険会社のサイトで調整する必要があります。
●車両保険の免責金額と保険金額の範囲は各社で異なる!
車両保険の免責金額の内容や保険金額の範囲は各社で微妙に異なります。しかし一括見積もりサイトでは、免責金額の設定内容が異なりますし、車両保険の金額は決められてしまいますので見積もりをとった保険会社のサイトで調整が必要です。
●一括見積もりをしたあとは必ず各社サイトで見積もりをする!
各社条件が細かく異なりますので見積もりをとった保険会社のサイトで詳細な見積もりをすることが大切です。そうすることによって保険会社のこだわりや売り、特徴がよくわかりますので保険料だけではなく自分の好みの保険会社を見つけ出すことができるかもしれません。