ペットに保険は必要?
犬や猫、鳥、または爬虫類など、日々の暮らしに安らぎをもたらしてくれる、愛すべきペットたち。これまでに、何らかのペットと一緒に暮らしたことがある人も多いのではないでしょうか。そんな家族同然のペットたちが、もし病気やケガをしてしまったら、どのくらいの治療費が必要になるのでしょうか?大切なペットの万が一のときに、どのような備えが必要になるのかを考えていきましょう。
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今や子どもの数より多いペット
暮らしに癒しと潤いをもたらしてくれる、さまざまなペットたち。ペット好きな人にとって、もはやその存在は「家族」と変わりません。そんな愛らしいペットたちが、今や15歳未満の子どもの数よりも多くなっていることをご存知でしょうか。
2013年の統計によると、犬が約1087万頭、猫が974万頭で、合計するとなんと2000万頭以上のペットが飼われているそうです。これは、同年の15歳未満の子どもの数1633万人を大きく上回っています。このことからも、いかにペットの数が多く、人間にとって身近な存在であるかがわかります。
ペットの治療費は全額自己負担
ペットも人間と同じように、病気やケガをするリスクがあります。今は元気いっぱいかもしれませんが、突然具合が悪くなったり、走りまわってケガをしてしまったりすることもあります。また、人間と同様、ペットも年齢を重ねるにつれ、病気やケガの発症が増える傾向にあります。
一方、ペットは人間と違って公的な健康保険制度がないため、動物病院でかかった治療費は全額自己負担で支払わなければなりません。そのため、1回1回の治療費が高額になることもあります。
普段から気を配っていたとしても、いつ・どこで病気やケガにかかるかはわからないものです。いざというときに、治療費の負担を軽減し、安心してペットと暮らせるように備えておきたいものです。
入院や手術が伴うと高額になることも
もし、ペットが病気やケガになってしまったら、どのくらいの治療費が必要になるのでしょうか。ここでは、何歳でも起こりうる「骨折で入院した場合」の治療費を例に見てみましょう。
「骨折で入院した場合」であっても、必要となるのは入院料と手術代だけではありません。初診料や点滴、レントゲン検査、麻酔など、様々な費用がかかり、合計すると26万円を超える治療費が必要になります。「骨折の治療費が26万円」と聞くと高額な印象をうけますが、これはペットには健康保険制度がなく、治療費が全額自己負担になるからです。人間の場合は、健康保険で7割がカバーされるため、治療費の負担は軽くすむのです。
病院へ行くのが1日遅れると、ペットの症状はかなり悪化してしまうこともあります。ペットが病気やケガになってしまった場合、金銭的不安を感じることなく、気軽に動物病院へ足を運べることは、早期治療に繋がるとともに、飼い主にとってもペットにとっても安心に繋がるのではないでしょうか。このようなペットの万が一に備えられるのが、ペット保険なのです。