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海外に半年以上の滞在 海外旅行保険に必要な補償は

海外に半年以上の滞在 海外旅行保険に必要な補償は

海外出張や海外留学は滞在期間が長くなるため、海外旅行とは異なるリスクも想定されます。そこで利用したいのが海外旅行保険です。長期滞在者向けの海外旅行保険には、ついつい見落としがちな補償や、通常の海外旅行保険では補償されない損害も補償範囲に含めたプランがあり、とても魅力的です。家族や友人を不安にさせないためにも、万全の備えをしておきたいものですね。

海外旅行保険はなぜ必要 目的は3つ

海外旅行保険に加入する目的は大きく分けると以下の3つです。

(1)自分の命や資産をトラブルから守るため

海外旅行保険には死亡保障だけでなく、病気やけがで病院にかかった場合の治療費を補償する「疾病治療費用」「傷害治療費用」や、盗難や破損などで持ち物に発生した損害を補償する「携行品損害」、第三者に損害を与えた場合のリスクを補償する「個人賠償責任」など、さまざまな補償があります。

慣れない土地ではどのようなトラブルに巻き込まれるのか分かりません。こうした補償をうまく組み合わせれば、さまざまなリスクから自分の命や資産を守ってくれます。

(2)安心して治療を受けられる

海外旅行保険に加入していると費用の負担が軽くなるため、ちょっとした病気やけがでも安心して病院に行けます。
海外には伝染病や熱病が懸念される地域もあり、ちょっとした差が生死を分けます。現地の医療を安心して受けられるメリットは大きいといえるでしょう。

ちなみに、健康保険や国民健康保険には「海外療養費制度」があり、海外旅行中や海外赴任中に急な病気やけがで現地の医療機関で診療を受けた場合、支払った医療費の一部払い戻しを受けることができます。しかし、全額が補償(契約により上限もある)される海外旅行保険のほうがより安心できます。

(3)周りの人に迷惑をかけない

海外旅行保険には「救援者費用」もあり、海外で遭難や入院した場合の捜索費や家族の現地渡航費などを補償してくれます。万が一の場合に備え、同行者や家族のための配慮もしておきたいものです。

海外旅行保険と税金

海外旅行保険の主な補償内容

海外出張や海外留学で1年~2年滞在も 海外旅行保険で必要な補償は

海外出張や海外留学などで滞在期間が1年~2年におよぶ場合には、保険会社が提供している「海外出張保険」「海外駐在員保険」「海外留学保険」などを利用するといいでしょう。保険期間が6か月、9か月など1か月単位で契約できる海外旅行保険や、1年、2年、3年…など年間単位で契約できる海外旅行保険などさまざまなタイプがあるので、滞在期間にあわせて選べます。

契約時にチェックしておきたいのが次の3つです。

(1)海外の治療費がいくらまで補償されるのか

海外の医療費は高額になりがちです。安心して治療に専念するためにも、充実したプランを選びたいものです。

(2)メディカルサービスがキャッシュレスで受けられるか

高額な医療費を立て替えるのは大きな負担になります。出張先や留学先がキャッシュレスサービスの対象になっているか確認しておきましょう。

(3)アシスタンスサービスの充実度

病院の紹介や手配をしてくれるアシスタンスサービスは、力強い味方になります。出張先や留学先でどの程度のサービスが期待できるのか、事前に確認しておくといいでしょう。

海外で入院や治療をした場合はいくら費用がかかるのでしょうか?

見落としがちな補償もチェックしよう

海外出張や海外留学で海外旅行保険を選ぶ場合には、以下の2つの補償もチェックしておきましょう。

海外旅行保険の比較

(1)アパートを借りた場合の大家さんへの補償は?
通常の海外旅行保険の「個人賠償責任」では、アパートなど借りている部屋に損害を与えた場合の大家さんに対する賠償責任が補償されません。長期契約の海外旅行保険には大家さんに対する補償がセットになっているプランもあるため、契約前にチェックするといいでしょう。

(2)家財の盗難に対する補償は?
通常の海外旅行保険の「携行品損害」には、テレビやタンスなどの家財の損害は補償されません。盗難のリスクも考えると、アパートなどで盗難にあった場合の補償もつけておくと安心です。

斉藤 勇

ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士。保険や不動産取引のアドバイスを中心に活動しています。モットーは「常に感謝の気持ちを忘れずに…」。趣味はマリンスポーツ。