ドライバー保険は、他人の車を運転する場合の事故に備えるための保険です。
検討する場合には、補償期間、補償内容、年齢区分が自分に適しているかどうかを確認しましょう。
また、ドライバー保険には等級制度があり、1〜20等級および「無事故」「事故有」の区分によって割引き・割増が適応されます。
※初めて契約する場合には6等級からのスタートとなり、「無事故」で事故有係数適用期間は0年となります。
また、既に自動車保険(任意保険)に加入している場合、他車運転特約を付帯することで他人の車の運転時にも対人賠償や対物賠償への補償を得られるため、通常ドライバー保険に加入する必要はありません。
※多くの自動車保険では他車運転特約は自動で付帯されるケースが多くなっています。
他人の車に乗る機会が多い人は、加入している自動車保険の人身傷害補償部分の範囲を拡大しておくとよいでしょう。
保険会社によっては、人身傷害保険や車両保険を自動車保険に付帯していれば、他車運転時にもそちらの補償も受けられるケースがあるため、自分の加入している自動車保険の他車運転特約の内容を確認しましょう。
保険会社の切り替えも検討する場合は、基本的に満期時に見直すと良いでしょう。
また、ドライバー保険は基本的に1年更新の保険です。
新しい保険商品が出ているケースもあるため、契約する都度、必要な保障額やその適応範囲を再確認しましょう。
保険期間が満了する前に切り替えると、割引等級が上がらなくなるため注意が必要です。
※ただし満期の1ヶ月以上前までに契約しておくことで更に割引きをする保険会社もあるため、遅くとも満期の約2か月前から検討すると良いでしょう。
更に、複数社から見積もりを取得する場合は、時間がかかるため、満期の2~3か月前には検討を始めるようにしましょう。
加入者の年齢や運転頻度などによって保険料が変わるため、同じ保険会社で更新する場合でも、保険内容が自分にとって必要なものかどうかなど毎年確認をしましょう。
万が一、事故がおきた場合には、まず優先して考えるべきことは『人命、法律、補償』の順番であり、『救急車、警察、保険会社』の順に連絡をしましょう。
保険の請求に関しては、保険会社への第一報を「事故受付」と言い、必要書類などの説明があります。
不明点があれば、遠慮せずに確認しましょう。
また、事故時には気が動転する場合もありますが、事故状況の説明などをスムーズに行うためにも、できるだけ現場の写真などを撮るようにしましょう。
過失割合の算定や、物損状況の確認が必要になる場合もあるため、なるべく状況を後から振り返られるようにしておきましょう。